第2回丹波・タンボフ美術展「丹波:日本の秘境」
10月16日(日)
|Tambov's Museum and Arts Centre
丹波市とロシア・タンボフ市の全面協力のもと、ロシア国立タンボフ州郷土博物館において「日本」と「丹波」に関する美術展及び芸術コンフェレンス・ワークショップ、日本人抑留者に関する現地調査・慰霊碑献花式を実施する。展示作品、講演内容、現地調査内容は下記(イベントについて)の通り。なお展示作品は同博物館に寄贈される。
日時・場所
2022年10月16日 13:00 GMT+3 – 2022年11月15日 17:00 GMT+3
Tambov's Museum and Arts Centre, Ulitsa Karla Marksa, 142/10, Tambov, Tambovskaya oblast', ロシア 392036
イベントについて
丹波市とロシア・タンボフ市の全面協力のもと、ロシア国立タンボフ州郷土博物館において「日本」と「丹波」に関する美術展及び芸術コンフェレンス・ワークショップ、日本人抑留者に関する現地調査・慰霊碑献花式を実施する。展示作品、講演内容、現地調査内容は下記(内容)の通り。なお展示作品は同博物館に寄贈される。
日本からタンボフへの参加芸術家訪問団メンバー:
①河津 雅人(本美術展総合オーガナイザー、通訳、ドキュメンタリー映画「志水實一:タンボフ抑留の真実」監督・撮影) ②伊藤 岱玲(本名:伊藤秀記、陶芸家)
③JUN TAMBA(本名:塚脇淳、神戸大学名誉教授、構成主義彫刻家)
④志水 通男(タンボフ日本人抑留者遺族、抑留者調査、ドキュメンタリー映画「志水實一:タンボフ抑留の真実」ディレクター)
1.目的
丹波市とロシア・タンボフ市の草の根の民間活動として、本協会が主催する「第2回丹波・タンボフ美術展『丹波:日本の秘境』」は、日露両国外務省が署名した「地域交流プログラム」の枠組み内で実施され、日本の「地域芸術」としての丹波の伝統芸術(陶芸)と、日本とロシアの芸術の邂逅点となった構成主義(鉄の彫刻)をロシアで展示することで、ロシア人が抱いてきた「日本とは?」の問いに対する一つの答えを提示することが目的である。
2.内容
出品作品:
1. “From the Earth Project 「FAMILY」 for RUSSIA” - JUN TAMBA作 作者コメント:「もし出来ることなら、この小さな作品をロシアの大地の地平線が見える場所に、樹木と同じくらいの高さで作りたい」そのためにはタンボフ市はじめロシアのさまざまな人々の協力が必要となります。実現に向けてあらゆる資料を準備して挑みます。このプロジェクトは、作品を実現することを手がかりとしながら、ロシアの人々との交流を深めることが目的です。
2. 『染付暈(うん)彩碗』 伊藤岱玲 作
作者コメント:文様を全面に描く祥瑞(しょんずい)という作風です。消え去るようにはかなく描きました。
3. 『青磁刻花牡丹文陶硯』伊藤岱玲 作 作者コメント:陶磁器製の硯です。アジアには文房具は知と財を表現する文化があります。
4. 『染付暈(うん)彩花入』伊藤岱玲 作 作者コメント:滝の流れる水を表現しています。 形状は蝋燭を模していて、水と火が合わさっています。
5. 『青磁碗』伊藤岱玲 作 作者コメント:花弁を写した碗は昔から中国から日本にかけて色々と作られました。
6. 『青磁刻花牡丹文鉢』伊藤岱玲 作 作者コメント:釉薬の緑色は鉄やクロムなど金属の還元反応で得られます。七寸(約20cm)ほどの鉢は茶会でお菓子を配るときに使われます。